先日、新しく始まった新築工事の現場で、無事に「上棟(じょうとう)」を迎えました。
基礎工事が終わり、いよいよお家の「骨格」を組み上げる、私自身も最も身が引き締まる瞬間です。
現場に一歩足を踏み入れると、澄んだ空気の中で、新調された木材の心地よい匂いがふわりと香ります。

北優の垂れ幕が掛かり、現場がいよいよ動き出した高揚感があります。この足場の中に、これからお客様の夢が形になっていきます。
「見えなくなる場所」への、意地。
家が完成してしまえば、壁の向こう側に隠れてしまう柱や梁。 でも、この骨格こそが、地震や風からご家族を一生守り続ける、一番大切な場所です。

大引きを渡し、土台を固めていく作業。ミリ単位の狂いも許されない、神経を使う作業です。
職人の真剣な後ろ姿に、私も背筋が伸びます。

北国の家にとって、断熱は命。床下にぎっしりと、隙間なく断熱材を敷き詰めていきます。
これから見えなくなってしまう場所だからこそ、私たちは絶対に手を抜きません。
緻密に組み上げられた、強靭な骨格
1階から2階へと、柱が立ち上がり、梁が渡されていく。

見上げると、このダイナミックな景色。
一本一本の木材が、互いに支え合い、巨大な構造体となっていく。計算し尽くされた建築の美しさを感じる瞬間です。

アングルを変えると、その複雑さがより際立ちます。どこが欠けてもいけない、この完璧なバランスこそが、お客様の「一生の安心」の正体です。

構造の接合部を一つひとつ、自分の手で確認していきます。
機械では分からない、木の「声」を聴きながら。お客様の「これから」を支える責任を、その手に感じながら。


次は、お家が「中身」で満たされていく様子を。
上棟は、家づくりの大きな節目です。 でも、これはまだ「点」に過ぎません。
ここから、屋根が掛かり、窓が入り、壁が作られ、お客様の想いが「中身」として満たされていく。 その進行状況を、これからも私の目線で、体温を持ってお伝えしていきたいと思っています。
